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なぜいつも同じところばかり痛くなるのか|痛い場所に原因があるとは限りません

2026/09/08 お役立ちブログ

この記事の結論

いつも同じところが痛くなるのは、その場所に負荷が集まっているからです。負荷の集まり方を決めているのは、生活習慣や仕事での動き方 ― つまり体の使い方です。その部分に症状が出ているだけで、原因がその部分にはほぼないことが多いので、痛い場所をほぐしても原因の除去にはなりません。

「またここか」と思うこと、ありませんか。

腰でも、肩でも、膝でも。いつも決まって同じ場所が痛くなる。しばらくすると治まるけれど、また同じところに戻ってくる。何年も同じ場所と付き合っている、という方もいます。

なぜいつも同じところばかりなのか。ここからは、私の現場での経験になります。

同じところが痛くなるのは、そこに負荷が集まっているからです

毎回同じところが痛くなるのは、単純にその場所に負荷がかかっているからです。

体は、どこか一箇所だけを狙って使うということができません。立つ、歩く、屈む、持ち上げる。どの動作も、いくつもの関節と筋肉が分担して行っています。その分担の仕方に差があると、負荷が特定の場所に集まります。

集まった場所は、毎日その分だけ余計に働くことになります。だから、同じところが痛くなります。

負荷の集まり方を決めているのは、体の使い方です

では、なぜその場所に集まるのか。

その人の生活習慣や、動き、仕事でどのような動きが多いのかによって変わりますが、もとをたどると、その人の体の使い方にあります。

たとえば前屈をした時に腰が痛くなる方は、腰から曲げて前屈をしています。同じ動作でも、股関節から折れるようにすれば、太ももの裏やお尻の筋肉がメインで働くので、腰の負担はぐっと減ります。腹筋を鍛えれば腰痛は治りますか?でも書いたことです。

この動作を、毎日何十回と繰り返しています。1回あたりの差はわずかでも、毎日積み重なれば、特定の場所にだけ負荷が溜まっていきます。

痛くなる場所が毎回同じなのは、毎回同じ使い方をしているからです。

痛い場所をほぐしても、また戻ります

ここが一番お伝えしたいところです。

同じ箇所が痛いからといって、その場所をほぐしても、原因の除去にはなりません。

その部分に痛みとしての症状が出ているだけで、原因がその部分にはほぼない、ということが多いからです。

もちろん、ほぐせば楽になります。循環が良くなり、固くなっていた筋肉がゆるむからです。ただ、負荷を集めている使い方が変わっていなければ、また同じ場所に溜まっていきます。しばらくして戻るのは、そのためです。

痛みが出ている場所と、その痛みを作っている場所は、別であることが多いです。この話はなぜ腰痛は繰り返すのかでも詳しく書いています。

どこに原因があるかは、人によって全部違います

ただ、いつも同じところが痛くなる原因は、それぞれです。

腰が痛いからお尻に原因がある、というような特定の仕方はできません。同じ「腰が痛い」でも、負荷の集め方は人によってまったく違います。

ですので、実際に動きや体を見てみないと分かりません。ここは正直にお伝えしています。

最後に

いつも同じところが痛いというのは、体からの分かりやすいサインだと思っています。

その場所が弱いのではなく、そこに負荷が集まる使い方をしている、ということを教えてくれています。場所が毎回同じということは、その負荷を作っているものも、毎回同じだということです。

裏を返せば、そこが分かれば手の打ちようがあります。鍛える量を増やさなくても、負荷の集まり方が変われば、その場所の痛みは減らせます。

何年も同じ場所と付き合っていると、もう治らないのではと思われるかもしれません。ただ、長く続いているというのは、負荷の集まり方がその間ずっと変わっていない、ということでもあります。

※ 痛みが強いとき、しびれがあるとき、医療機関で指摘を受けているときは、まずそちらにご相談ください。

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