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NEWS【症例紹介】姿勢を良くして首・肩の重だるさを改善したい女性 part2
2025/06/25
症例紹介
この頃湿度が高くジメジメした天気が続いていますが、みなさん体調はいかがでしょうか?
お店の中の湿度が80%を超える日もあり、かなりのジメジメ感…。ついに除湿機を導入しました。
今回は、前回ご紹介した「首や肩の重だるさでお悩みの女性」の2回目の施術についてご紹介します。
■ 1回目施術から1週間後の状態
- 施術後3日間は首の重さが軽減され、楽に過ごせた。
- その後徐々に元の重だるさが戻り、現在はほぼ元の状態に。
- 姿勢の変化はまだ実感できていないとのこと。
■ 再評価と2回目の施術のポイント
今回も、歩行動作、痛みの出る動き、左右差などを細かくチェックしました。
首の張りは一般的な範囲で、特別に硬さが目立つわけではありませんでした。
原因は首だけに限らず、全身のバランスの問題と考え、前回に引き続き全身の調整を行います。
▼ 足からのアプローチ
- 足関節の可動域が狭く、スムーズな動きが出ていない。
- 重要なのは「可動域の広さ」ではなく、「持っている可動域内でスムーズに動けるか」。
- 足趾や足関節の動きを引き出し、骨盤と下半身の安定性を高めていく。
▼ 筋肉の収縮と代償動作
- 仰向けで寝た時に腰が浮く感覚があり、特定の筋肉の収縮がうまく出ていない。
- 動きの中で本来働いてほしい筋肉が働かず、他の筋肉が代わりに動いてしまっている。
- 筋収縮の感覚をつかむ練習を実施。
▼ 胸椎と肩甲骨の連動
- 胸椎(背骨)の前弯の動きが出にくく、胸郭の動きが制限されている。
- そのため胸が膨らみにくく、呼吸も浅くなりがち。
- 肩甲骨周辺の細かい筋肉が意識して動かせない。
- 無意識で動かすには、まず意識して動かせることが大切。
■ テーピングと施術後の変化
施術の最後に足関節へテーピングを行いました。足からの誘導で下半身の筋肉がしっかり働き、骨盤の安定につなげることを目的としています。
その結果、首の重だるさは改善され、全身の筋肉も施術前よりしっかり収縮するようになりました。
■ 宿題と次回の予定
- 前回に続き、簡単な体操を継続。
- 今回新たに、左肩甲骨と上腕の連動を出すための運動を追加。
- インナーマッスルをしっかり働かせ、胸椎と肩甲骨の連動性を高めることが目的。
次回も1週間後にご来院いただく予定です。
前回は4日目あたりから首の不調が戻ってきましたが、今回は1週間ほど良い状態が続くと見込んでいます。
引き続き経過を追っていきますので、次回の【Part3】もお楽しみに。