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NEWS体が硬いことが腰痛、首・肩こりの原因?
こんにちは。美シセイ整体のオヤマダです。
「体が硬いせいで肩こりや腰痛になっているんでしょうか?」
施術中に、よくこんなご質問をいただきます。
体が硬いことが本当に痛みの原因になるのか?
今回は、柔軟性と肩こり・腰痛の関係について、私の視点からお話ししていきます。
体が硬いと腰痛や肩こりの原因になる?
「体が硬いから肩こりや腰痛になるんですか?」「柔軟したほうがいいですか?」
施術中によくこんな質問をいただきます。
私の答えは――
「体が硬いことは、痛みの直接的な原因ではありません」
もちろん絶対ではありませんが、体の硬さが主な原因になることは実際には少ないのです。
柔軟性がある人でも肩こりや腰痛になる
柔軟性と一口に言っても、筋肉の柔らかさ、関節や靭帯の柔らかさなど、いくつもの種類があります。
一流のアスリートでも体が硬い人はたくさんいます。それでも高いパフォーマンスを発揮し、ケガをせずに活躍している選手もいます。
また、柔らかい体の人が肩こりや腰痛にならないというわけではありません。
柔軟性があっても痛みを感じている人は多くいます。
大切なのは「スムーズに動けているか」
本当に重要なのは、「その人が持つ関節可動域の範囲内で、スムーズに動けているか」です。
関節を動かす際に、主導筋がしっかり縮むためには、拮抗筋がしっかり伸びる必要があります。
もし拮抗筋がうまく伸びなければ、主導筋がうまく働けず、動きがぎこちなくなってしまいます。
その結果、他の筋肉が無理に動きを代償し、痛みや不調につながることもあります。
柔軟体操は必要? → はい、必要です
「じゃあ柔軟体操はしなくていいんですか?」と聞かれたら、私は「した方がいい」と答えます。
関節のスムーズな動きを保つために、柔軟体操は非常に有効です。
ただし、無理に体を柔らかくしようとせず、今の自分の状態に合った範囲で行うことが大切です。
体がもともと硬い人・年齢で硬くなった人
「体が硬い」と言っても、もともと柔軟性が少ない人や、年齢とともに硬くなってきた人など、背景はさまざまです。
過去よりも関節の動きが悪くなっているのであれば、動きやすくするためのケアは必要です。
ただし、昔のような柔軟性を取り戻そうとは思わないで下さい。昔のようにはならないです。ただ「今の可動域の中でスムーズに動けるか」を大切にしてください。
まとめ:体の硬さ=痛みの原因ではない
体が硬いこと自体が肩こりや腰痛の直接的な原因になるとは限りません。
「スムーズに動けていないこと」こそが、痛みや不調の根本原因なのです。
柔軟性の有無にとらわれすぎず、自分の体が自然に動けているかどうかを意識してみましょう。
それが、痛みのない快適な体への第一歩です。